六親甚句會は、場所や状況によって数種類の歌詞を使い分けて唄っています。
六親會独自の神輿唄、両社唄、女唄、小若唄、また藤沢の甚句等を六親會用に変えた歌詞や、原唄そのままの歌詞もあります。
近年では両社祭参加の町会や団体だけでなく、他の祭礼でも同様に甚句が唄われるようになってきました。
六親甚句會の甚句はインターネットで楽しむ事も出来ますが、祭禮等に出向いて実際の唄を聴く事で、何十倍も楽しむ事が出来るでしょう。
甚句は仕事唄とも言われ、酒席などで唄われていたもので、江戸末期頃から神輿を担ぎながら唄われるようになったと言われています。
六親會では通常江戸前担ぎが基本ですが、渡御中に何度か「ドッコイ!ドッコイ!」の掛け声と共に唄われ、担ぎ手が息を合わせて大神輿を大きく揺らします。江戸前からの流れで甚句に入るため、唄のテンポが早く、六親會独特のリズムと歌詞、唄い手の名調子は必聴!江戸前から甚句へ、甚句から江戸前へと替わる担ぎと六親甚句は一度聴いたら“やみつき”になる人も多いです。